ウルフドッグ

【狼犬(ウルフドッグ)を飼う・飼いたい方へ】狼犬(ウルフドッグ)との暮らし

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 今回は、狼犬を飼う・飼いたい方へ向けて、狼犬との実際の暮らしを通して、心がけていることや気をつけていることなど書いていきたいと思います。

 狼犬については、検索するといくつか情報は出てきますが、その大半が飼育したことのない方の情報だったりするので、実際に狼犬と暮らしている我が家の経験を踏まえて、ご参考になれば幸いです。

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狼犬とは

 名前の通り、オオカミとイヌを掛け合わせた超大型犬です。日本国内で交配される狼犬は、シェパードやハスキーとの掛け合わせが多く、ジャパンケネルクラブでは正式な犬種として認められておらず、雑種扱いとなっています。正式な犬種として認められているのは、サーロス・ウルフホンドとチェコスロバキアン・ウルフドッグのみです。

 また、遺伝的な狼の度合いにより、ハイコンテンツ(High Contents, HC)、ミドルコンテンツ(Middle Contents, MC)、ローコンテンツ(Low Contacts, LC)に分類されます。

一般的に、狼の度合いが高いハイコンテンツの子ほど、飼育の難易度は高くなります。

同じコンテンツの子でも、中身が狼気質、犬気質とでは挙動が全く違いますので、狼犬を迎えたいとお考えの方は、下記内容が参考になれば幸いです。

狼犬を飼うにあたって

 狼犬を飼うにあたり、心構えや理想と現実について、分かりやすく書いてくださっているローズウルフさんの記事から抜粋させていただきます。ローズウルフさんは、海外の狼犬ブリーダーから直輸入され、ペットタイプとして育てている希少なブリーダーさんです。狼犬の飼育に関して、私も参考にさせていただいております。

ウルフィーさの高いウルフドッグは、人間の子どものように沢山の時間と注意とケアを必要とします。
…(中略)…
個体によっては飼主にも素っ気ない態度をする事も多く、彼らが屋外で逃げたら捕まえることは困難です。
そんな人が嫌いなウルフドッグは人がいる場所での散歩を苦手とし、人が見えるとパニックを起こすことが多くあります。
大きな彼らのパニックは想像より制止に力や技術を要し、咄嗟の引きがすごく強く、いきなり100%の力を出して逃げようとする事もあります。
恐怖で失禁脱糞をする事も多いです。道端で大量の便を撒き散らしながらパニックを起こして歩き回られたらとても大変だと実感するはずです。
街中で人とすれ違っただけでパニックを起こし脱糞失禁をしてパニックを起こすことを、毎回散歩でされたらどうしますか?
簡単に言うなら野良猫はどう躾をしたら鳥を捕まえないようにできますか?爪を立てないように出来ますか?子どもや人に対する接し方は?
これらのことをあなたはウルフドッグにどうやって教えていきますか?
飼育の難易度が高いのはこれらの人嫌いの遺伝子や弱者に対する危険性があることだと思います。
飼育は大変と言うよりかはなにかと面倒臭い事が多いです。
…(以下略)
是非リンク先のサイトにて全文をご一読ください。

 狼犬を飼うには、一般的な犬を想像して飼ってしまうと想像以上の根気と体力、気力が必要となります。飼い始めてから、全然違ったと手放すようなことになる前に、両親犬の性格やブリーダーの話をよく聞き、できれば欲しい個体に似ている子を飼っている方に実際に話を聞いてもらいたいです。

ここから先の以下の内容は有料記事となります。

  • パートナーを見つけるには
  • 狼犬と暮らしていて、犬と違うなぁと思うこと
    • 有り余るパワー
    • しつけについて
    • 社会化
    • 食事について
    • 動物病院やペットホテルでの対応について
  • まとめ