自己紹介

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はじめまして!

このブログを運営しているエルフィ家の飼い主ことYumikaです。

自己紹介ということで、早速ですが、私が今の多頭飼いになるまでどのような経緯があったのかお伝えします。
※思った以上に長くなってしまいましたが、お付き合いいただけますと幸いです。

母が「死んだら可哀想だから」とペットを飼えなかった

我が家は父がトラックの運転手、母が専業主婦という、いわゆる亭主関白の家庭でした。ですが、クリスマスには家族全員でディズニーランドに行くなど、裕福ではありませんでしたが、楽しい子ども時代を過ごさせてもらったと思っています。ただ、ペットについては、母が「死んだら可哀想だから」と生き物を飼うことはできませんでした。その時はそう言われたら飼うのは可哀想かとそんなに気にせず、子ども時代を過ごしました。

とはいえ、生き物は好きだったので、小学校の図書館で動物図鑑や犬図鑑、猫図鑑を借りてよく読んでいたり、動物番組(どうぶつ奇想天外!とかペット大集合!ポチたまとか)をよく観ていました。小学生時代の係りは毎年生き物係でしたし、校内の水槽にいる魚達のお世話を自主的にしたり、学校で飼っていたうさぎたちのお世話をしたりと今思えばここから私の動物お世話好きはスタートしていました。

中学では軟式テニス部に入り、テニスの魅力にハマったり、中学あるあるのいじめの対象になった時期もありました。勉強はもともと嫌いではなかったので、塾に行きつつ、部活も力を入れ、というこの時期が一番文武両道してたかなと。

難病の治療薬となる細胞に魅了される

写真の女性は私ではありません。

高校入学時代に難病の友人ができ、当時、樹立されたばかりだった難病治療の可能性が高いというiPS細胞に惹かれ、大学に進学しました。我が家は裕福ではなかったため、大学と大学院の費用は奨学金とバイトで賄い、親の支援は一切受けずに進学しました。大学では田舎からひとりで上京する形だったので、護身術を、と空手部に入ったり。当時、まだ関東ではiPS細胞の研究が普及しておらず、それなら最先端の研究をと思い、エピジェネティスを研究するため、東京大学の先端科学技術研究センターへ外研に行ってました。

そして、大学院で念願のiPS細胞を用いた難病研究をするために熊本の発生医学研究所へ。そのまま研究者の道を歩もうと思ったのですが、女性研究者の道は厳しい現実を目の当たりにしたこと、研究者の道に絞るのではなく、まずは社会に出てみたい(社会人から研究者に復帰する道もあるので)と思い、就活することにしました。

会社員になり潰れる

就活して、新卒で入社したのは、医薬品の市場調査の会社でした。上市した製品であれば、売れる理由は何か、売れていない理由は何か、などを定量・定性調査を用いて解明したり、これから治療薬を出す場合はどのくらいの市場規模なのか、どのような点を医師は重視しているのかなど調査していました。仕事自体は医師や看護師、患者さんに直接回答していただくので、とてもやりがいを感じていたのですが、業界自体がなかなかブラックでして。

3年目になる頃には、残業が月100時間はゆうに越えてました。酷いときは終電時間になっても終わらず、仕事を持ち帰り自宅で寝ずに朝4時頃まで行い、2,3時間の睡眠(もはや仮眠)後、9時出社、土日も仕事を持ち帰り、というサイクルが半年続いた頃、身体が不調をきたし始め(卵巣嚢腫摘出の術後だったことも大きいですね)、ついに涙が止まらなくなったり、拒食、発疹、微熱、頭痛が続くなど(生理の時は歩けないほど)の状態に陥り、仕事ができる身体ではなくなったどころか日常生活も送れなくなってしまいました。

そんな状態だったので退職し、実家に戻りました。その時の医師の診断結果は「抑うつ(うつ病の手前)」でした。心身ともにボロボロだった私に医師がアドバイスしてくれたのは「少しでもいいから毎日散歩してください」と。こんな状態でひとりで散歩なんてしたくない、とそのときの私は思っていました。でも、散歩をした方が身体にとって良いことは、医科学専攻だったこともあり、日光がセロトニンを増やす、身体を動かすことによってセロトニンとドーパミンが増えることは知っていたので、どうにか散歩に行く気持ちになれないかと考えたときに、浮かんだのが「犬との散歩」だったのです。

療養のパートナーとしてハスキーを迎える

ブリーダーさんのところに会いに行った(エルフィ生後43日)

散歩のパートナーとして犬を、と思い始めたら、もうそこから犬を飼いたいになって、一心不乱に犬の情報を調べました。最初は飼いやすい小型犬にしようかと思ったのですが、犬を飼うならやっぱり一番好きな犬種が良いと思い、シベリアンハスキーに決めました。(このとき狼犬も飼いたかったのですが、初心者には難しいと聞き断念しました)そして、ハスキーのブリーダーを探し、直接子犬を見に行き、決めたのが今のエルフィくんです。名前の由来はドイツ語で「不思議な力、妖精」という意味です。

うちに来た頃(生後2ヶ月)

いや、もう本当に可愛くて可愛くて。(既に親バカ発動)

何でも興味津々に目をキラキラさせて遊ぶ姿に癒されました。当初の課題だったお散歩も一緒に行くのが楽しくて(ワクチン終わるまではスリング)

自分が体調を崩していては、この子を元気に育ててやれないという気持ちになり、拒食からご飯が食べられるようになりましたし、不眠もエルフィと一緒に寝ることで眠れるようになっていきました。そして、あんなに続いていた微熱や頭痛、発疹も徐々になくなっていきました。

日常生活を送れるようになった頃には、少し離れたドッグカフェに行ったり(田舎なので近くにドッグカフェがない。苦笑)、榎本牧場に行ったり、三峯神社に行ったり、ハスまみれに参加してみたり…,etc.今思えば結構連れ回してました。

たまに子犬のお世話で育児ノイローゼならぬ、育犬ノイローゼになる方がいらっしゃいますが、私の場合はそんなことはなく、(散歩中、畑のネギを丸呑みしたり、蛇の抜け殻を離さなかったり、カラスの死骸を食べようとしたり)なかなかやんちゃでしたが、どうしたらそれをやめてくれるか、向き合うことが大変な時もありましたが問題を1つ解決するごとに絆が深まっていくことが感じられてどんどんお世話が楽しくなっていきました。

そんな療養生活だったので、医師には快復まで1年くらいかかるだろうと言われてましたが、半年で体調を戻すことができました。まさにアニマルセラピーを体感です。

私が社会復帰のため、エルフィは預託訓練へ

訓練に行く日の車内にて。生後6ヶ月

快復してからは、エルフィくんのお世話をしながら就活しました。社会離脱のブランクがあったにも関わらず、大学院の頃から勤めてみたいと思っていたiPS細胞の医薬品化を目指すベンチャーに内定をいただくことができました。

そこで不安だったのが新しい会社生活と並行してエルフィのお世話をできるのか、ということでした。もちろん、就活を決めた時からエルフィと一緒に都内へ住むことを決めていたのですが、最初のうちは新しい仕事を覚えるのに負担がかかるだろうから仕事に慣れる3ヶ月くらいは実家に預かってもらおうかとも考えました。ですが、実家の両親も仕事をしているので、エルフィのお世話は難しく。

そこで思い至ったのが預託訓練に預ける、でした。ペットホテルに預けるという選択肢もあったのですが、預託訓練の方が色々学べるかなと思ったからです。

ただ調べていくと預託訓練は、ネガティブな情報も出てきたり(見えないところで虐待される、訓練士は体罰を使って訓練する等)、ネット上の情報なのでどこまで真実なのかということはありますが、口コミの良く、褒めるしつけを提唱しているところを探し、見学へ行き、決めました。

訓練頑張ってます(エルフィも、私も)

結果論にはなりますが、そこに決めて良かったと思っています。なぜなら、飼い主を訓練することをメインにしている預託訓練だったからです。預託訓練のデメリットの1つに「犬は訓練されているので訓練士が指示すると出来るが訓練期間が終わり、家に帰ってくると全くできなくなる」ということがあります。この原因は飼い主にあります。(飼い主を指導しない預託訓練士にも原因はあるのですが)

ですが、私とエルフィが受けた預託訓練では「飼い主が訓練し、出来るようになるまで卒業できない」というところだったので、このデメリットはなく、とても良かったと思っています(私がめっちゃしごかれましたが。苦笑)そのおかげで、今ではウルフドッグも自分でしつけて旅行に行くことが出来ています。訓練所ではエルフィくんがマザコン過ぎて学長がビックリする出来事などあり、訓練時代の話しもどこかで書きたいと思います。

ただやっぱりエルフィくんには、寂しい思いをさせてしまったなと。今の私だったら預託訓練は必要ないですが、当時の私は犬との接し方を全然知らなかったので、必要なことではあったのですが、預託である必要はなかったのかなと、思うことはあります。

ペット可のシェアハウスでの暮らし

シェアハウスでの同居犬はチワワとボストンテリア。足元が写っているのはチワワちゃんのママさん

新しい仕事に慣れつつ、週末はエルフィがいる訓練所に通い、指南を受ける日々が2ヶ月経ち、無事卒業しました。

住まいについては、都内で大型犬OKのマンションやアパートはなく(高額な家賃のところはあるかもしれませんが)、探すのにとても苦労しましたが、運良く女性限定の犬OKなシェアハウスに入居することができました。

シェアハウス生活についてはこちらの記事でも紹介しているので、良かったらご覧ください。

このシェアハウス、なかなか面白くて詳しく話すとこれだけでかなりの文章量になってしまうので、機会があればお伝えしますが、簡単に入居者についてお話すると、ボストンテリアちゃん&ママさん(バツイチ)、チワワちゃん&ママさん(バツイチ)、以前中国でボーダーコリーを飼っていたシニアの方と一緒に生活していました。

保護犬との出会い

エルフィに懐くのは早かったシェリ

愉快なシェアハウス生活も1年を過ぎ、エルフィくんもお留守番に慣れ、遠吠えはしなくなっていたのですが、やはりひとりでお留守番は可哀想だなと思っていた頃。ペットホテルに置き去りにされた兄妹犬に出会いました。ホテルスタッフの方から良かったらお迎えしてくれませんかと言われましたが、そのときはすぐに迎えると返事はできず(そもそもシェアハウスが多頭飼いできるか知らなくて)、一度帰りました。

数日後、ホテルの方からお兄ちゃん犬の方は引き取り先が見つかったが妹犬の方はまだ見つからず、引き取れないかと連絡がありました。ひとりでお留守番は寂しいだろうと思っていたこともあり、シェアハウスの管理会社に確認して、3頭までならOKとのことだったので、エルフィくんと相性が良かったら迎えてみようかなと会いに行きました。

虐待された過去を持っていた

エルフィくんと引き合わせたところ、特に問題な飼ったので、引き取ることに。ホテルの方が置き去りにした飼い主から聞いた情報によると、ワクチン摂取不明、シェパードと柴のミックスということでした。連れ帰って最初にしたのはシャンプー。一度もされたことがないのか異臭がスゴかったのです。なので、一度のシャンプーでは全ては取り切ることが出来ませんでしたが、かなりマシになりました。ただここで気になったのが私の匂いを嗅いでもらって撫でようすると硬直、怯えがあり、ご飯をあげても手からは食べず、器を置いても見ていると食べず、背中を向けるようにしたらやっと食べ始めたのです。

人に飼われていたはずなのにこんなに人を避けるのは何かあるなと思い、よくよく見ると毛に隠れて分かりにくかったのですが、顔に複数の傷がありました。極め付けは口の中(保護したばかりの犬の口を触るのは危険ので絶対に真似しないでください)奥歯に針金が刺さっていたのです。自分で食べたのかもしれないし、針金で何かしらされていたのかもしれません。そして、歩き方。爪切りされていないようで伸びっぱなしだったのに、フローリングを歩いても歩く音がしなかったのです。これは、、、きっと足音を立てると叱られていたのでしょう。とても、とても悲しくなりました。

このような人間不信の状態から人間は怖くない、優しい生き物だよと教えるには色々苦労しました。最初は撫でるのも怖がり、リードを怖がり、散歩を知らず歩くことができず、シートでのトイレも知らなかったりと。そんな状態から半年でお出かけ大好きになることができたのですが、それについては詳しく書くと長くなってしまうのでまたどこかで書きたいと思います。

そんなこの子には、これから愛されてほしいという意味を込めて「シェリ」と名付けました。

エルフィ好みの小型犬

車内にて初対面(フェリシア生後2ヶ月)

シェリが普通の犬(エルフィと同じような)振る舞いが出来るようになった頃、私の中ではもう1頭迎えても良いかなという気持ちが生まれてきまして。というのも、エルフィくんが小さくてふわふわしている白い子が大好きなのです。特にうさぎ。さすがにうさぎを飼う余裕(?)はなかったので、白くてふわふわで小さいわんちゃんを迎えようと探しました。

※エルフィが小さい動物にも優しく接することができると分かったので、大型犬のあとに小型犬を迎えていますが、通常はオススメしません。小型犬が先住犬の方が上手くいきやすいです。

シェリの件があったので、里親募集で探しました。今はネットにもいくつか里親募集サイトがあり、たまたま見つけたのが今のフェリシアちゃんです。名前の由来はラテン語のfelixが語源であり、「幸福な」という意味になります。また、フェリシアという花もあり、その花言葉も「幸福」です。

初日からエルフィくんのゲージで寝てたフェリシア。エルフィも嬉しそう

実はエルフィくん、世話好きなのようで、シェリが来たときも喜んでたし、フェリシアちゃんが来たときなんか(好みの子だからか)テンション上げ上げでした。笑

フェリシアちゃんもエルフィくんに懐き、初日から生後半年くらいまで毎日エルフィくんのゲージで寝てました。シェリもお姉さんとして、よくフェリシアちゃんの遊び相手になってくれました。

社長と合わず、在宅勤務へ転職

仕事も楽しく週末はわんこたちとどこかへ出かける、という生活を楽しんでいたのですが、仕事が3年目になると予想外の業務の担当に。細胞医薬品の会社のはずなのに、何故か食肉市場を調べることになったのです。というのも、社長が色々やりたい方で、細胞培養の技術を用いて食肉産業に参入しようとしたため、当時事業開発だった私にその業務がふってきた、という。正直、やりたい仕事ではありませんでした。なぜなら私は難病患者を救えるような細胞医薬品の可能性に惹かれ、この会社に入社したのですから。

ただ会社員である以上、上からおりてきた仕事を全うせねばなりません。そう耐え、1年ほど食肉業務に身を投じていたのですが、そのプロジェクトは収束する兆しもなく進むばかり。このとき私の中で、私は何のためにこの会社に入社したのか、という気持ちが我慢の限界を超え、退職することにしました。

この頃、ちょうど新型コロナウイルスが蔓延し始め、週の半分は在宅勤務しており、出社するときのわんこたちの見送りが毎回切なく、転職先は在宅勤務にしようと心に決めました。かつ難病に関する企業で探しました。

今日も行っちゃうの…という表情のふたり

そこでご縁があったのが今の会社です。社員数20名にも満たないベンチャーですが、核酸医薬品の原薬を製造する会社で今は働いています。核酸は現在、難病治療に効果があると注目されているモダリティです。

憧れの狼犬(ウルフドッグ)

生後2ヶ月(お顔には既にエルフィからの教育的制裁が…)

在宅勤務にしてからは、毎日わんこたちが笑顔で本当に転職して良かったなと思いました。仕事も難病プロジェクトのリーダーに抜擢されるなど充実した日々を送っていました。そんな頃、ふと犬を飼い始めるとき候補から外していた狼犬を今の生活環境であればお迎えできるのではないかと思い至ったのです。

そうして、お迎えしたのがアシェルくんです。名前の由来はヘブライ語で「幸福な、祝福された」という意味です。私は白系の狼犬が飼いたくて色々探し、出会ったのがアシェルくんでした。その辺の話はこちらの記事で書いています。

うちに来たばかりの頃のアシェルくんは、それはもう本当にパワフルやんちゃボーイで。初日からエルフィくんのおやつを横取りしようとしてエルフィくんに教育的制裁を受けてました。世話好きなエルフィくんですが、オスの教育には厳しいようでフェリシアちゃんのときとは大違い。飼い主もびっくりです。苦笑

アシェルが我が家のルールを覚えた頃、エルフィが遊び相手をしてくれるようになりました(アシェル生後3ヶ月)

ですが、アシェルくんが我が家のルールを(テーブルの上のものは食べない、いじらない・人のものは盗らない等)覚えた頃、エルフィくんの教育的制裁は終わり、良き兄として遊び相手になってくれました。ちなみに教育期間中はフェリシアちゃんがアシェルの遊び相手をしてくれていました。わんこたちの日々を見るだけで毎日面白かったです。(それは今も変わりません)

アシェルくんはウルフドッグなので、社会化にはかなり気を使いました。何故なら家族みんなでお出かけしたかったから。イベントに連れていけるようになった今でもそれは変わりません。その辺のことはまだどこかで書きたいと思います。

実は猫派でした

2匹とも生後2ヶ月

実は私、犬を飼い始める前までは猫派だったんです。ですが、猫アレルギー持ちで。猫を飼うのは断念していたのですが、猫アレルギーでも飼える猫種がいると知りました。いくつか猫アレルギーでも飼える猫種がいるのですが、その中でもサイベリアンという猫種に一目惚れ。ただ猫アレルギーでも飼えるといっても、猫アレルギーの元となるアレルゲン(猫の唾液に含まれる)が少ないだけであってアレルゲンがない訳ではないので猫アレルギーが重症だと症状が出てしまいます。

そこで飼う前にブリーダーのところへ行き、1時間ほど触れ合い、症状が出ないか確認しました。それが今のアメリアちゃんです。名前の由来は英語で「愛されるもの」という意味です。
※1時間にしたのは、以前猫カフェに行った時、30分くらいで症状が出始め1時間後には酷いことになっていたため。

このサイベリアンですが、好きなカラーが2種類ありまして。ブルータビー(アメリアちゃんの色)とブルーポイントです。このブルーポイントがベイくんになります。名前の由来は英語で「愛しい人、大好きなもの」という意味です。

ベイくんは我が家で唯一ペットショップ出身でした。というのも、ブリーダーで探したのですがこのときはブルーポイントがおらず。待つことも考えましたが、猫の多頭飼いは子猫のときに一緒に迎えた方が相性の問題がおきにくいと知ったためです。

万が一、猫アレルギーが悪化した場合は投薬してでも飼うことを決め、2匹をお迎えしました。

意外にも猫たちと一番仲良しなのがアシェルくん

サイベリアンという猫種がなのか我が家の猫たちだけなのか分かりませんが、ベイくんはわんこたちを警戒することなく、アメリアちゃんは1週間、アシェルを警戒してましたがそれもすぐに慣れ、仲良く過ごしていました。

猫たちも連れ、旅行には行きたかったので、猫たちの社会化にも力を入れました。そのかいもあって、人間性ひとり+6匹(大型犬・中型犬・小型犬・超大型犬・大型猫×2)で旅行に行ったりしました。

突然の別れ

1歳になる直前でこの世を去ってしまったベイくん

そんなわんにゃんな日々が1年経とうとしていた頃、ベイくんが急死しました。2021年5月18日のことでした。一晩で具合が悪くなり、あっという間に虹の橋へ。死後、獣医さんに死因を伺いましたが不明でした。

もともと喉が弱かったので、何かあったのかもしれません。(ワクチン摂取時の獣医の健康診断では何もありませんでした)

突然の出来事で私もエルフィたちも未だにベイくんがいないことを受け止められずにいたり…

ベイくん死後、アメリアちゃんに変化がありました。今までは猫らしく初めての場所ではご飯を食べたり排泄をしたりしなかったのですが、ベイくんの死後は、まるでベイくんのように初めての場所でもご飯を食べ、排泄をし始めたのです。普段の振る舞いもどこかベイくんに似てるところがあります。もしかしたらベイくんがアメリアちゃんに何か託したのかもしれません。不思議です。

別れの連続

表情も悪くなっていった気がします

猫たちを迎え、少し経った頃。シェリの態度が徐々に変わり始めました。今まで出来ていたシートでの排泄ができなくなったり(ダイニングやリビングに糞尿を撒き散らす)、アシェルに歯をむき出して唸ったり…一番顕著だったのがフェリシアをいじめるようになってしまったのです。そんな態度が猫たちにも伝わったのか2匹ともシェリを威嚇するようになりました。これは自分だけを見てほしいとシェリからの意思表示だと分かったのですが、多頭飼いで1頭だけを特別扱いするわけにはいきません。

そこでシェリだけ別室で飼うようにしたのですが、そんな状況でしばらく経った頃、ずっとこのままで良いのかと考え始めるようになりました。彼女の生い立ちを考えるとこのままではなく、1頭飼いしてくれる家庭の方が幸せなのではないか、と。

ちょうどその頃、実家の近所で犬を飼いたいという方がいらっしゃったので、まずはトライアルという形で進めました。はじめは戸惑うような素振りがあったようですが、他のわんちゃんもいないご家庭だったので、特に大きな問題行動もなく、このままお迎えいただくことを決めました。

この件については賛否両論あると思いますので、お話しするのをやめようかとも思ったのですが、ここまで読んでくださった方に隠し事はしたくないと思い、赤裸々に書いています。

そして、今

2022年3月、うしすけにて。

日常生活も送れないような状態だった私を救ってくれたエルフィくんには感謝してもしきれないです。そして、フェリシアちゃんやアシェルくん、アメリアちゃん、そして虹の橋の向こうのベイくんも、今は別のところで生活しているシェリも私にとっては大切な家族で、これからは愛犬猫達のために最大限の時間を使うことを心に決め、活動することにしました。

それが今回このような企画を始めた意図の1つです。そして、目標が2つ。

1つ目は、日本はまだまだペットに関し、先進国の中では遅れていて、10㎏以上のペットは公共交通機関に乗ることができません。他にも増えてきたとはいえペット同伴で入れるお店や宿泊施設は少ないです。ですので、ペットと楽しめるお店や施設を増やしたいと考えています。

そのために、これは目標の2つ目になるのですが、飼い主の犬知識の底上げが必要であると考えています。そもそもペット同伴の施設が少ないのは、ペットを飼っている飼い主のマナーが悪いからだと思うからです。事例でいうと三峯神社があげられます。2019年6月まではペット同伴で参拝可能だったのですが、一部の飼い主さんたちのマナーが悪く、同年7月からペット同伴禁止となってしまいました。そのお知らせはこちらの記事で確認できます。このような事例は飲食店においても複数みられ、現在も私の知らないところで広がっているのではないかと思っています。このような状況ではペット同伴施設が増えるどころか減る一方です。

また、ペット可とあっても詳しく伺うと小型犬か猫のみ、ということがよくあります。中型犬以上にとっては肩身が狭いです。この件で分かるのは「ペット=小型」という概念が一般的に定着してしまっているという事実です。私はここも変えていきたいと思っています。

といっても、私は動物専門の学問機関を卒業したわけでも、ドッグトレーナーでもありません。ですが、ペットを家族に迎えた一般の飼い主として、彼らとより楽しく充実した生活を送りたいと思い、そのために何か出来ることはないかと日々考え、行動しようと思ったのです。

私ができることは小さなことですが、それでも何かしなければ、世の中は何も変わりません。これからペットを飼う方、すでに飼い始めた方にはショッキングな内容だったかもしれませんが、この事実を受け止めて、少しでも共感してくださるなら、エルフィ家とともにペットに優しい世の中をつくっていきませんか?

大きなことを語ってしまいましたが、何も難しいことはありません。愛犬と信頼関係を築き、社会に迷惑をかけないよう生活すれば良いだけです。どうやれば良いのか分からない方はエルフィ家がお教えします。まずは楽しい愛犬ライフを送りましょう!

最後に

ここまで読んでくださり、本当にありがとうございます。

まだまだ活動し始めたばかりで、試行錯誤ではありますが、ペットとの生活は本当に人生を豊かにしてくれます。あなたにとって愛犬との生活が楽しく充実したものになりますように…心から応援しています!

それでは、ご縁がある方はお会いできることを楽しみにしております!